海上自衛隊:訓練支援艦「てんりゅう」艦艇一般公開
建国記念日の2月11日、3回目の艦艇一般公開へ出かけました。今年初めてだったりします。今日公開されていたのは訓練支援艦の「てんりゅう」(ATS-4203)です。建国記念日ということでしょう、旗で飾られていました。そして今日はとても人が多かった。見学者が多いということで、グループ分けされて艦に案内されました。建国記念日だから、というわけではないのでしょうが、びっくりでしたね。
訓練支援艦という艦は各国の海軍をみても見ることのない、とても珍しい艦種のようです。そんな珍しい訓練支援艦ですが、何をする艦かというと、護衛艦などの艦艇が対空・対空ミサイルの訓練を行なうときに、その標的を飛行管制します。その標的が下のロケットみたいなヤツ。
百式もびっくりしてしまうほどのとても派手なヤツです(笑)。名前をチャッカーIII(CHUKAR III:BQM-74E)といいます。ちなみに私たちがいるグループを案内してくれたのはとても若い自衛官の方でしたが、この標的について説明してくれたのは見学者の方でした(笑)。艦にいる自衛官の方とよく話されていたので、関係者の方なんでしょうネ。
さて、その見学者さん(笑)の説明によると訓練の時には標的にギリギリ当てないようにしてるそうです。当ててしまうとあとが後が面倒だからとか(笑)。でも「よく当たる、当たってしまう」という話でしたので、ホントのところはどうなんでしょうね?
今日は艦橋へも入ることができました(^-^)
これまでの一般公開では艦橋に入ることはなかったのですが、今回は艦橋へも入ることができました(^-^)。甲板から艦橋までは階段をのぼっていくのですが、これが結構急で幅も狭いものでした。こういったところで
軍艦 海上自衛隊艦らしさを感じることができますね。
海上自衛隊艦に限らず、艦橋に入ったのははじめてだったりするのですが、それほど広くなく、むしろ狭いといった方が正しいくらい。宇宙戦艦ヤマトやホワイトベースの艦橋をイメージしていた私(笑)としては、ちょっとびっくりです。
こちらは航海士さん(?)の机。航海時は海図(チャート)が広げられているんでしょう。壁をはさんだ向こう側にはGPSの受信機器でしょうか、たくさん並んでいました。
そしてこちらは操舵席。艦橋の画像の右側のほうに写っている自衛官の方(暗くてわからないですね(^^;)が操舵について説明してくれました。小さな子供たちが席に座ったりして喜んでいました。私も子供だったら間違いなく座ってみただろうな(笑)。
ところで艦橋の画像で自衛官の方のさらに右に赤と青のカバーがされている席があるのがわかるかと思います。このカバーの色には意味があって、赤と青の場合は艦長の席をあらわすカラーだそうです(赤と青が二佐の場合、赤が一佐の場合?)。
左で帽子をかぶっている女性が艦長です(笑)。コチラの席には私も座らせてもらいました。説明してくれた自衛官の方が「(私たちのような)見学者にはどんどん座っていただいてよいのですが、自分たちが座ることはできない」と話されていました。ちなみに反対側にも席があり、そちらは黄色いカバーをして海将補などのよりエライ方が座るとのこと。
話がそれますが、女性1人で見学に来ている方って結構いらっしゃるような気がします。というか、グループではなく1人で来ている方は男性1人よりも女性1人が多いという感じでしょうか。この艦長さんもそういう女性だったと思います。
おまけ:カレンダーをもらいました
いつもは艦のパンフレットを乗艦時にいただくのですが、今日はありませんでした(涙)。でも、ちょっとききたいことがあって帰りに受付に立ち寄るとカレンダーをいただきました。
海上自衛隊が現在保有するすべての艦および航空機が載っているんでしょうかね? 大きなカレンダーなのでどこかに貼るってわけにもいかないのですが、ちょっと得した気分です(^-^)。
このページの公開日:2008.10.14