安芸の国から

安芸の国に暮らすおじさんのお出かけ記録です

旧帝国海軍:本庄水源地堰堤

大和ミュージアムでの企画展『「海軍」が来た ~「呉浦」から呉鎮守府へ~』を観た帰りに、本庄水源地に立ち寄りました。呉市焼山にあるこの本庄水源地、桜の時期のみ一般公開されています。以前より一度出かけてみたかったのですが、やっと観ることができたのでした。

本庄水源地の桜

目的は桜ではなく、あくまで「堰堤」です(笑)

最初の画像のように桜はまだまだキレイに咲いていました(^-^)。この画像の方向はそれほどでもありませんが、平日にも関わらず花見をしている人たちが結構いることにびっくり。でも、私の目的は桜ではありません。観たかったのは「堰堤」なのです(笑)。

本庄水源地堰堤1

こちらが私が観たかった堰堤。紹介されているところでは「重厚で美しい」と書かれていましたが、本当にその通り。これだけの石(花崗岩だそうです)で築かれたモノは重厚な存在感だけでなく、たしかにある種の美しさを感じます(^-^)。この画像ではわかりにくいのですが、ゆるやかにアーチを描いているところがよりそう感じさせるのかも? そして何よりも、今も現役で働いているということが凄い。

本庄水源地堰堤2

この本庄地水源地は、呉鎮守府の規模が大きくなるにしたがって用水がより必要になり、海軍が築造したものです。軍用水のあまりが呉市民に供給されるようになったとのことです。大正元年に着工し、大正7年に完成。当時は東洋一といわれるほど大規模なものだったそうです。

本庄水源地堰堤3

そしてこの堰堤は水源地の他の施設とともに、1999年に「国の重要文化財」に指定されています。稼動している水道施設としては、全国初の指定だそうです。また、本庄水源地は2005年に「ダム湖百選」にも認定されています。ちなみに「ダム湖百選」となっていますが、現在認定されているのは65箇所。今後増えていくのでしょうか? ま、いいか(^^;。

呉鎮守府ができるまでの企画展、その帰りに呉鎮守府が大きくなるにしたがって必要になった築造した水源地を観に行ったというのは、ナカナカ時代の流れがあってよかったかなと(笑)。呉にはこういった建築物がまだまだあります。これからも出かけてみようと思います。

【追記:2016年11月13日】
2016年の日本遺産WEEKで公開されたときに観に出かけました。本庄水源地についてより詳細に記しましたので、よろしければお立ち寄りください。 →旧帝国海軍:日本遺産WEEKで本庄水源地

このページの公開日:2008.10.14 / 追記日:2016.11.13

コンテンツメモ

  • 訪問日:2008.04.11
  • 場所:広島県呉市
  • 行程:国道2号 - 国道31号 - 県道31号
  • EOS 40D + EF-S10-22 F3.5-4.5 USM

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