陸上自衛隊:第13旅団創立11周年記念行事【3】
もうすでに1ヶ月以上経っており今さらながらの更新ですが、11月14日に陸上自衛隊海田市駐屯地で開催された第13旅団創立11周年記念行事・海田市駐屯地創立60周年記念行事の報告の3ページ目です。
1ページ目では、観閲式の模様を2ページ目では訓練展示の模様を載せました。このページでは、展示されていた装備品を載せようと思います。
充実の装備品展示
写真を載せることはできますが、やはり詳しいことは何一つわかりません(汗)。そんなわけで、何の参考にもなりませんが、こういった装備品が展示されていたということでお楽しみ(?)ください。
96式装輪装甲車
96式装輪装甲車の目の前で96式装輪装甲車ではなく別の装備品を描いている(81式自走架柱橋と思われます)方がいらっしゃいます。
化学防護車
名前から想像できるようにNBC兵器(N:Nuclear-核, B:Biological-生物, C:Chemical-化学)が使用された環境下で活動できる車です。マニピュレーターがついていて、土壌を採取することができます。
87式偵察警戒車
愛称は「ブラックアイ」というそうです。ちなみに、上にちょっとだけ写っているのは、着陸しようとしているヘリコプターです。
81式自走架柱橋
96式装輪装甲車の前に座っていた方が描いていたと思われるのがこの81式自走架柱橋。地味な車両ですが、こういった装備があるから橋が破壊されても進撃をすることできるわけで。ホントに縁の下の力持ちって感じです。
93式近距離地対空誘導弾
81式短距離地対空誘導弾
93式近距離地対空誘導弾(上)と81式短距離地対空誘導弾(下)です。地対空誘導弾ときいても「?」かもしれませんが、「近SAM」や「短SAM」といった単語は聞いたことがあるのではないかと思います。・・・って、「ない」と言われそうですが(汗)。
75式ドーザ
訓練展示でも活躍した75式ドーザです。
78式戦車回収車
「戦車回収車って何だろう?」と思ったのですが、その名の通りのモノでした。壊れてしまった車両を回収するのが仕事のようです。
軽装甲機動車
ぱっと見「軽」という漢字が似合わないと感じなくもありませんが、戦場で活躍するということを思うとたしかに「軽」なのかと。
展示されていた車両関係はこういったものでした。この他には乗車展示コーナーに74式戦車と高機動車があったのですが、そちらは完全に子供たちのジャングルジム状態になっていたので(汗)、近寄ることもしませんでした。
このほかにはヘリコプターも展示されていたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・ ここからは迫撃砲とりゅう弾砲を3つ。
81mm迫撃砲L16
120mm迫撃砲RT
155mmりゅう弾砲FH-70
運用上の違いなど私にはわかりませんが、一般的には迫撃砲のほうがりゅう弾砲よりも小型なのではないかと思います。展示されていたものも、比べるまでもなくその大きさの違いがわかるかと。
今、沖縄シュガーローフの戦いの本を読んでいるのですが、こういった迫撃砲から発射された砲弾が兵士を殺戮していきます。そういったことが二度と起こらないことを祈っていますが、相手があることなのでこればかりは自分たちだけではどうしようもできないことなのかもしれません。
武力行使は避けるべきことですが、武力の裏づけのない話し合いによる外交は成り立ちません。国力に応じた軍備を持ち、日本はその軍を適切に運用すると相手に認識させることではじめて話し合いによる外交が成り立つものと思います。自分たちが武器を放棄すれば相手も放棄する・・・ それは理想かもしれませんが、理想でしかないことを認識できない人が理解てきない私です。
このページの公開日:2010.12.19