山陽線:瀬野八で俯瞰撮影
今月20日のブログに輪行袋を購入し、「八本松ならば、JRで出かけて駅から自転車で行けば楽じゃん」と書いた私・・・ 23日に早速実行してみました(^-^)。目的地は県道83号志和インター線、この場所はちょうど山陽線を高架橋でまたいでいて俯瞰撮影ができます。
JRでも屈指の難所の一つ「瀬野八(セノハチ)」
鉄道好きな方には今さら記す必要はありませんが、私ぐらいの興味を持っている方のためにカンタンに瀬野八(セノハチ)の説明を記しておきます。
瀬野八(セノハチ)は山陽線の瀬野と八本松の区間の通称です。この区間は急勾配が連続しており、出力が大きくなかった蒸気機関車の頃はもちろんのこと、電気機関車になった現在でも上り(瀬野→八本松方向)の貨物列車には補助機関車(補機)を連結して列車を後押ししています。全国のJRの幹線中で、もっとも難所のひとつが、この瀬野八(セノハチ)なのです。
瀬野八(セノハチ)を上る115系瀬戸内色
八本松へ向かう上り115系瀬戸内色普通列車です。山陽線の広島近辺ではこの115系と103系が運用されていますが、103系は瀬野八(セノハチ)を超えることができません(あるいは下りのブレーキが問題?)。そのため、山陽線のすべての103系は(広島の先まで運用されても)瀬野どまりの運用となっています。
瀬野八(セノハチ)を上る貨物列車 ~先頭のEF200から
大きいサイズの画像を表示してもわかりにくいですが(汗)、EF200が牽引する貨物列車です。「編成すべてがはいらないかなぁ~」と、淡い期待(?)をもってEF200が見えなくなるまでシャッターを切らなかったのですが、やはり入りきりませんでした(^^;。
瀬野八(セノハチ)を上る貨物列車 ~後押しする補機EF67
先頭のEF200が見えなくなってしばらくすると、後押しをがんばるEF67が見えてきました。このように最後尾に連結されて仕事(後押し)をします。このEF67の色は広島県の県花「もみじ」にちなんでもみじ色と呼ばれているそうです。直流区間といえば青系の色のイメージですが、この瀬野八(セノハチ)のみで活躍しているために広島ゆかりの色にしているのでしょうね。
瀬野八(セノハチ)を単機で下るEF67
仕事を終えて単機で回送されるEF67です。EF67は広島貨物ターミナル駅で上り貨物列車に連結されて仕事をし、八本松の次駅「西条」で切り離されます。切り離されたあとはこのように単機で回送されますが、たまに重連で回送されることも。私も国道2号線をはしっているときに、一度だけ見たことがあります。
この撮影ポイントは結構メジャーなトコロで、この日も私が「上り貨物がこないなぁ~・・・」と嘆いていた頃に大きな三脚をかついで2人の方がいらっしゃいました。近くに車を止めるところがないので、結構遠くに止められて歩いてきたとのこと(汗)。しかもこちらに来る前に、大畠(だったかな?)で富士ぶさも撮ってきたとか(驚)。私よりも一回り+αぐらい年齢が上ののような感じでしたが、なんともパワフルな方々でした。
このページの公開日:2008.10.14