芸備線:矢神駅の御衣黄桜(ぎょいこうざくら)
19日に芸備線の矢神駅に出かけました。芸備線と桜を撮ろうとイロイロ探しているときに見つけたのがこの「矢神駅の御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」。広島市内に住んでいる私は「芸備線の矢神駅ってどこ?」という感じだったのですが、岡山県の新見市で東城町から近いみたい。そして、御衣黄桜という桜も珍しい種類のようなので出かけてみたのでした。
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)はこんな桜
御衣黄桜は他の桜よりも開花時期が遅いらしく、おかやま旅ネットというページで開花情報を確認していました。すると15日に「もうすぐ咲きそうです」というコメントが・・・ まだ早いかなという感もあったのですが、来週は行けそうにないので19日に行ってみたのでした。
で、矢神駅ですが「どこに桜が?」という感じ(苦笑)。ホーム脇ということなのですが、木は1本しかありません。そしてその木はこの上画像でもわかるようにある意味「枯れてるのか?」な状態(^^;。でも、コイツがまぎれもなく御衣黄桜でした。さすがにまだ早かったようでほとんど咲いていなかったのですが、いくつか咲いてくれたものもあって無事花を見ることができました(嬉)。
ホント、緑色な花です(驚)。木そばの説明書きによると
オオシマザクラ系 サトザクラ(御衣黄桜)
この桜は、中国地方で二~三本しかないという珍しい桜です。
花は緑色と黄色の部分がまじっていて、黄緑色の花弁の中心に白い線が入り、満開になるにしたがって紅色の線が現れます。
開花時期は普通の桜よりやや遅く、四月下旬から五月上旬が見頃です。
とのこと。この御衣黄桜も他の桜と同様に、今年は少し開花が早いようです。そして(あたり前ですが)花については説明の通りですね。いわゆる桜に抱くイメージとはかけ離れている花ですが、とても淡い緑色な花・・・ これはこれで趣があるのではないでしょうか?
別でも咲いているところを。木全体が茶色っぽく見えるのは葉の色のせいのようです。花が開くにしたがって葉も広がって(?)きて緑色になっていくのかもしれません。
上のほうではひとつだけ白い花が咲いていました。
私が咲いている花を探して撮っていると、ホームで備後落合行きを待っている方がいらっしゃいました。枯れかかっているんじゃないかと思われるほどの茶色い木・・・ いったい何を撮っているのか気になったようです(笑)。他の待っている方に聞いたところ「もう咲き終わっている」と教えてもらったとのことでしたが、時間もあったことで見にこられたのでしょう。咲いている花を見ることができて、思いがけず珍しいモノを見ることができたのではないでしょうか?
芸備線キハ120形
駅のホームにある御衣黄桜、せっかくなので芸備線の車両と一緒に撮りたくなるというものです(私だけ(^^;?)。このあたりになると、上下あわせて10本程度の運行本数となってしまうのですが、備後落合行き13:11発にあわせて出かけていたので無事おさめることができました。
キハ120形がやってきました。この区間を走る車両は所属している車両センターが異なるせいでしょうか、三次発の車両と色が異なっているのですね。オレンジ色のラインが入ったキハ120形をはじめて見ました。駅で待っていたのは5人ほどだったでしょうか。
そして御衣黄桜と矢神駅に停車するキハ120形。反対側のホームということもあって遠すぎますが、こればっかりは仕方がありません(^^;。新見方面行きは15時ぐらいだったのですが、そちらにあわせたほうがよかったかなとも思いますが、15時はナカナカ辛い。
さいごは御衣黄桜と矢神駅を去っていくキハ120形です。ド逆光でなんともかんともな感じになってしまいました(苦笑)。
撮り終えて帰る頃に御衣黄桜を撮りに来られた方とお会いしました。ここはまだ早いようですねとお話しましたが、岡山の別の場所にある御衣黄桜はいい具合に咲いているとのこと。上の説明には「中国地方で二~三本」と書かれていますが、以前はたしかにその通りだったようですが、最近はいろんなところで見られるようです(^^;。でもローカルな気動車と絡めることができるのはここだけでしょう。気になる方は芸備線の時間にあわせて出かけてみてください(^-^)。
このページの公開日:2009.04.22