美祢線:重安駅の赤ホキ:石灰石貨物
8月8日に以前よりとても気になっていた美祢線の赤ホキ(石灰石貨物)を撮りに出かけました。といっても、1日1本しか走らない石灰石貨物(5990)なので、重安駅での石灰石積み込みをメインに撮ってきました。今年5月だったでしょうか「廃止になる」という話があったのですが無事に乗り越えることができ現在も走っています。しかし、この秋に廃止という話もきいていますので、遠くないうちに廃止されることは間違いないものと思われます。
こちらは重安駅のホーム。よく駅にある観光地の案内板・・・ と思ったら、石灰石と大理石の説明板でした。板自体も大理石でできているようです(見た感じは間違いない(汗))。フチのさびれ具合が、この貨物の衰退をそのまま示しているようにも感じてしまいます。
重安駅での石灰石積み込み
ところで美祢線の赤ホキ(石灰石貨物)は、重安にある太平洋セメント重安鉱業所重安鉱業所の石灰石を宇部岬にあるセントラル硝子工場まで美祢線~山陽線~宇部線を経由して運んでいる貨物列車です。以前はもっと運用されていたらしいのですが、今では最初にも記したように1日1本の運用となっており、この秋には廃止の噂が流れています。
高速道路の微妙な渋滞にもめげずに2時間ほどかけて重安駅に到着。早速やってきたのが9:09着の厚狭発長門市行き普通列車(725D)でした。車両の正面左側にオレンジ色のような服を着た方が写っているのがわかりますが、この方はこれから作業をする方でした。
長門行き普通列車が去った数分後に石灰石貨物を引くDD51がやってきました(単971)。
DD51は駅に停車した後に作業員を乗せていったん長門市方向へ向かいます。そしてホキがとまっている(この日のホキは11両でした)積込線へ入り、ホキと連結されます。
ホキに連結されたDD51はホキへの石灰石積込作業に入ります。後ろ3両のホキが積込設備の中に入るように長門市方向へ動きました。
今回載せた画像には写っていないのですが、この積込設備の右のほうにはもうひとつ同じような設備がありました。最盛期にはそちらも使われて1日に何本も石灰石貨物が運行されていたんだろうなって思います。
ホッパーからものすごい勢いでホキに石灰石が積み込まれます。ガラガラといった音もそうですが、もうもうとあがる煙がものすごく、とても迫力があります。このあとDD51は後ろから押すような格好ですべてのホキに石灰石を積み込みます。
すべてのホキへの石灰石積込が終わると、DD51は厚狭方向へ。
厚狭側から積込線へ入り、ホキと連結されます。
連結された後、積込線からでてきて厚狭方面行きのホームにとまります。これで準備完了。5990として発車するまで15分程度停車するのでした。
上に写っていますが、この日は私のほかには数人の方が写真を撮っておられました。5月に廃止になるという噂が流れたときは結構賑わったようですが、今はまったりと撮ることができるということでしょう。しかし、これが9月になるとかわってくるのかも・・・
重安駅を発車した石灰石貨物(5990)
石灰石積込作業を見学した後は、もちろん走行しているところを・・・ となるわけですが、よくネットにでている俯瞰ポイントがよくわからない(汗)。だいたいのところはわかったのですが、辿り着くまではいかず・・・ 時間もせまってきたので前面によく育った稲、後ろに山をおく絵にしました。これはこれで山間部(というほどではありませんが)の美祢にあっていると思うことにしようと(^^(^^;。
この後いわゆる「追っかけ」をすることもできなくはなかったのですが、この日は別のところに出かけることにしたのでした。それについては、また次回・・・
このページの公開日:2009.08.16