安芸の国から

安芸の国に暮らすおじさんのお出かけ記録です

芸備線:芸備線最高所の駅「道後山」

9月12日のことですが、奥出雲おろちループにでかけたときに芸備線の「道後山駅」に行ってみました。この道後山駅は備後落合の隣駅なのですが、芸備線における最高所駅だったりもします。しかし、最高所とかそういうことは関係なく、秘境駅と呼ばれるにふさわしい駅だなと感じたのでした(汗)。

辿り着くことが難しい「道後山駅」

なぜ秘境駅なのか・・・ それは辿り着くのが容易ではないから(汗)。東城往来のこのあたりは国道314号で整備もされており、道後山駅に入っていく道には案内があるだろうと思っていたのが間違い。気がつくと「小奴可駅」の案内が(+_+)。

私が気付かなかっただけなのか、それとも本当にないのか定かではありませんが、仕方がないのでナビ(nuvi205)を付けて道案内。nuvi205の案内で辿り着けるか少々不安でしたが(笑)、無事にナビゲートしてくれました。

ここが秘境駅とも呼ばれる「道後山駅」

「ナビの案内、あってるのか?」と電灯も見当たらない、両側を木に囲まれて離合も難しいような道を通りながらも無事に道後山駅へ辿り着くことができました。

芸備線道後山駅 駅標

駅標、下に書かれていたひらがなの文字が見える・・・というよりも、漢字で書かれた文字とどちらが上書きしたものなのかもよくわからないほど(^^(^^;。この駅の現在をよくあらわしているように感じます。

道後山駅 駅舎内

芸備線道後山駅 駅舎(1)
芸備線道後山駅 駅舎(2)
芸備線道後山駅 駅舎(時刻表)

駅舎の中はとてもキレイに片付けられていました。近所の方がきれいにされているのか、単に使われていないのか・・・ 椅子なども何時の頃から使われているのかもわかりませんが、駅舎の雰囲気にとてもあっています。かつ状態もよいように思われました。また、表紙に素敵なイラストが描かれた駅ノートも。

時刻表でわかるように、ここを通る列車は3往復のみ。ツマから学生時代の帰省時に新見から三次まで芸備線に乗っていた頃は、スキー板を持った子供たちがこの駅で降りてスキーを楽しんでいたという話を聞いたのですが、そういった賑わいは完全に過去のものとなっているようです。

道後山駅 ホームにて

芸備線道後山駅 ホーム 駅標
芸備線道後山駅 ホームから駅舎を
芸備線道後山駅 ホーム 備後落合方面をみる
芸備線道後山駅 ホーム 小奴可方面をみる
芸備線道後山駅 ホーム 使われていないホームの観光案内版

かつてはホームが2面あったようですが、駅舎と反対側のほうは線路も撤去されており、今は駅舎側のみ使われているようです。使われていない線路のないホームに倒れ、植物に埋もれてしまいそうになっている観光案内版が過去の賑わいと現在の静けさの対比を感じさせます。

観光案内版の向こうに建物があるのがわかります。この建物は今は営業されていない高尾原スキー場のもの。駅前のスキー場は休業しやってくる子供はいなくなり、道後山駅から出ていた別のスキー場行きバスもなくなってしまいました。

道後山駅前の「国鉄旅行案内所」

芸備線道後山駅 駅前にある(あった)お店

道後山駅前の元商店らしき建物。戸の左上に「国鉄旅行案内所」と書かれたプレートがつけられたままです。かつて道後山駅が賑わっていた頃は案内所として多くの人が訪れていたんだろうなと思います。

国道から狭い道を抜けた集落にある道後山駅。最初にも書きましたが、国道から離れており、運が悪いと辿り着くことすらできないかもしれません(汗)。そんな駅のまわりは聞こえてくる音すらなく静かそのもの。周辺道路が整備されたことで賑わいがなくなってしまった道後山駅。かつてのような賑わいが戻ることはないでしょうが、なんだか今の様子を大切にして欲しいと感じる駅でした。

このページの公開日:2010.09.20

コンテンツメモ

  • 撮影日:2010.09.12
  • 場所:広島県庄原市
  • 行程:中国道 - 東城往来
  • EOS 7D + Tamron SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiII VC / R10

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