芸備線:木造駅舎「野馳駅」
今月10日のことですが、芸備線の野馳(のち)駅に出かけました。この野馳駅は東城駅の隣駅であり、芸備線における岡山県の最西端の駅です。
これは旧字体でしょうか・・・ 私には絶対に読めそうにありません(汗)。
開業当時の駅舎を残す「野馳駅」
この野馳駅は、一部の方々にとても静かな人気があります。というのは、開業した昭和5年当時の木造駅舎が残っているから。私が出かけたのも、そんなことを知ったからでした。
やはり木造の駅舎というのはそれだけで趣が違います。タクシーがとまっていますが、これはタクシー会社が駅舎を事務所として使っているから。間違っても(?)乗降客を待っているわけではありません。
というのも、野馳駅に停車するのは新見方面が6本/日、東城方面が5本/日というもの。備後落合~東城間の3本/日に比べれば多いですが、この本数では日常の足として使うのはなかなか難しそうな感があります。もっとも、それほど人の流れがあるのかどうかも私にはよくわからないのですが。
窓口と待合(?)。腰をかけるところだけではなく、窓枠も木枠だったりすることに驚き。この窓口の先はタクシー会社の事務室のようになっていますが、切符も購入できるんですよね、きっと。
続いてホームから眺めてみます。
こうやってみてみると、木造駅舎ならではの趣があるのはもちろんですが、ナニゲに立派な駅舎だと感じます。
芸備線新見発備後落合行き 443D
一度帰りかけたのですが、日に数本しかない列車がやってくる時間が近かったので戻ってきて撮りました。この列車が備後落合に到着したときが三色のキハ120形が揃うとき・・・ 備後落合駅が一番賑わうであろう時間です。
ちなみにこの列車では高校生らしき男の子が一人降りてきました。また、車窓をビデオにおさめている人がいたとツマが言ってました。備後落合までの車窓を撮っていたのでしょうか。
野馳駅はとても雰囲気を持った駅でした。キハ120形ではなく、もっと古いキハだったらもっと似合っていただろうな・・・ なんて思いつつも、キハ120形のかわいらしい車両もノスタルジックとは違う雰囲気があっていいのかもしれません。
このページの公開日:2010.10.24