イプシロン:【購入記2】イプシロンを選んだ理由
前回のページでは、イプシロン契約までの道のりを記しました。このページでは「なぜ気に入っていたC4からイプシロンに乗り換えたのか」「なぜ乗り換える車がイプシロンなのか」を記したいと思います。
イプシロン(しかもクライスラー(^^;)が選択肢にあがることがまず少数派なので「記して誰の役に立つのか?」という感がありますが、きっとC4のときと同様に共感してくれるおじさんがどこかにいることを願って(笑)。
※記すまでもありませんが、下記はあくまで私見です。特にデザインなど好みの問題なのでこんなふうに思う者もいる程度でとらえてください
そもそも買い替えた理由は
2012年8月から乗っているシトロエンC4... このページに記したようにゴムが切れたりバンパーがはずれたりと日本車はもちろん、イタリア車(フィアット500)でもなかったようなトラブルはあったものの(^^;、不動といったトラブルもなくとても気に入っていました。
そんなC4を買い換えた理由は、「購入したディーラーが正規取扱店から撤退するから」につきます。撤退といっても、2014年3月現在でシトロエン広島の看板を掲げているワールドモータースが撤退するだけで、プジョー広島をやっているコンクエスト系の会社が新しくシトロエン広島をはじめます。そのため、ディーラー空白地域のいわゆる「難民」になるわけではありません。また、ディーラーがコンクエスト系の会社であれば「ディーラーの質もあがるのではないか?」という話もあります(^^(^^;。
しかし、完全に個人的なしかも偏った考えということを前置きした上で記しますが、購入したわけではないディーラーさんにメンテナンスに持っていくというのがどうしても安心できません。SNSで「問題なかったですヨ」というコメントをいただいており、実際問題ないと思う(思いたい)のですが、自身の経験では広島にUターンしてきたときの某ディーラーさん(輸入車ではありません)の印象がよくありません。メーカ保証期間が切れているのであればそれほど気にしなかったのですが、まだ1年半程度あります。これからも安心して乗るためにやはりディーラーさんとの関係が気になったのです。
そんなわけで、C4に問題があったわけではないのですが、買い替えることにしたのでした。
候補はBセグメント
C4ではじめてCセグメントの車に乗りましたが、サイズは「もう少し小さいほうがいい」と感じること多かったことも事実。今回はBセグメントで検討です。候補は次の3台。譲れない条件は「ちっちゃくて4ドアでオートマではない」です(笑)。
- クライスラー イプシロン(シングルクラッチトランスミッション)
- フィアット パンダ(シングルクラッチトランスミッション)
- フォード フィエスタ(ダブルクラッチトランスミッション)
フィアットのツインエアエンジン
購入記1で記したように、最右翼はクライスラー イプシロン。しかしワールドモータースさんにイプシロンの試乗車はありませんので、候補のひとつでもありイプシロンと同じツインエアエンジンを積むフィアットパンダに試乗させてもらいました。
このツインエアエンジン、知らない人が乗ったら「壊れるんじゃないか」と感じてもおかしくないほどの独特の音と振動があります。そのため、好みがわかれるところではありますが私的には「アリ」。特にパンダのキャラクターには似合っているような気がします(^-^)。半面、「上質な日常」「プレミアムコンパクト」なんて単語がホームページに並ぶイプシロンに似合うのかというと... 微妙な感が(^^;。
フォード フィエスタ
フォード フィエスタ... 今年の輸入車ショウでも触れていたように、とても気になっていた車。見ておかないわけにはいきません。
試乗させていただいたフォードフィエスタ。結論から記すととてもよくできたクルマだということ。試乗は街乗りだけでしたが、大人3人が乗っても非力感はありません。素人の私でも「ツインエアエンジン+デュアロジックのパンダ」よりも間違いなく万人受けするだろうと感じます。それは(ツインエアと比較して)静かなエンジン、(デュアロジックと比較して)スムーズなギアチェンジなど明らかです。
静かなエンジンといえば、ホントに振動を感じませんでした。3気筒エンジンなので、ツインエアほどでなくても振動を感じてもよさそうなものなのです。試乗中に営業さんにそのことを話すと、フライホイールとクランクを意図的にずらして(?)振動を相殺しているとか(驚)。
また、EURO NCAPの5つ星評価、7つのエアバッグ、リアビューカメラ、アクティブシティストップなど安全装備も抜かりありません。フォードの営業さんが「フォード車じゃないぐらい売れている」「これまではなかったような車から乗換えをしていただくことも多い」と話していたのもわかる車です。
クライスラー イプシロンを選んだ理由
上であれだけ記していればフィエスタを選びそうなものなのですが、選んだのはイプシロン。
フィエスタ、とてもいい車なのですが「自分が運転して楽しいか」というと、そこは趣向が入る余地があるのです。それはデザインと同じで「良い」「悪い」ではなく、「好き」「嫌い」という主観的な気持ち。ツインエアの「ブ(ボ)ロロロロ...」というなんとも愛嬌のあるエンジン音、クセのあるデュアロジックを自身で操るという楽しさがあるのです。そしてその楽しさは日常の街乗りのなかでも感じることができるというのもポイントです。
...変わり者ですね(^^(^^;。
さて、パンダとイプシロンですが、イプシロンは500に乗っていた頃からずっと気になっていた車なのです。3代目が5ドアになってからなおさらに。ただ、イプシロンは右ハンドルでの正規輸入がないためにあきらめていました。そんな中、2012年12月にクライスラーブランドで右ハンドル車の正規輸入開始。この日本導入が半年ほど早かったら、500からの乗換時に購入を真剣に考えていたでしょう。
「ランチアではなくクライスラーのバッジをつけている」と残念なトコもありますが、ランチアのことを知らなければクライスラーのバッジが似合っていないわけではありません(ビミョーな前向き意見(^^;)。また、クライスラーという会社自体に不安がないわけではありません(汗)。ただ、クライスラー本体の経営破綻を経てフィアット・クライスラージャパンが発足したのが2012年7月。これから数年のあいだにどうにかなることはないだろうとやはり前向きに考えることに(^^;。
加えてイプシロンは条件がよかった。Navi Editionというものが通常価格から40万程度ディスカウントして販売されています。これに加えて今回はシトロエンのことがあったうえでの乗換えであること、さらにクライスラー車を売った実績が大切という会社の意向(笑?)があって、私の条件を満たした上でかなりお得な条件を提示してもらい契約となりました(^-^)。イプシロン、今後日本導入がなくなるんじゃないかという気がしないでもありませんでしたし(汗)。
さいごに
いろいろ記しましたが、このたび乗り換えたのは2009年にフィアット500を契約して以来、担当営業さんやサービスの方によくしてもらっていることが大きな理由のひとつです。車を替えても引き続きお世話になろうということ。これまで大きなトラブルこそ経験がありませんが、小さなトラブルはあります。そのたびにいろいろあります(?)が、結果としてちゃんと対応してもらっているのが安心。わがままなオーナーに対応してもらって感謝しています(笑)。
さて、これからもディーラーさんとこういういい関係が続くことを願って。そしてクライスラーが撤退するなんてことがないことも願って(^^(^^;。
このページの公開日:2014.03.23