ドライブ:島根県川本町のイズモコバイモ
3月12日は島根県の川本町へ"イズモコバイモ"を観に出かけました。川本町のfacebookによると、先週はまだ開花しているのは数輪ということだったのですが、今週暖かかったおかげで開花がすすみ... たくさんのイズモコバイモがとてもキレイに咲いていました(^-^)。
はじめてみたイズモコバイモ
イズモコバイモ... 最初の文章を読むと以前から知ってそうな感じですが、その存在を知ったのはつい最近だったりします(^^(^^;。春が近くなり暖かくなってくると出かけたくなります(笑)。これまで総領町の節分草や安芸高田市のかたくりを観に出かけていましたが「他にもあるかな?」と探してみて見つけたのがこのイズモコバイモでした。
このイズモコバイモ、川本町の指定文化財であるだけでなく、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている珍しい植物です。ちょうどこの3月上旬から4月上旬にかけて花を咲かせます。早春の時期だけに花を咲かせることもあわせて節分草(レッドブックで準絶滅危惧種)とイメージが似ていますね。ちなみに節分草はキンポウゲ科、このイズモコバイモはユリ科だったりします。
イズモコバイモの群生地は川本町の谷戸(たんど)地区にあります。そしてこの群生地は地域の方々が保全活動をされています。私たちが出かけた日も保全活動を行なっていらっしゃる現地の方々がおられ、いろいろと説明をしていただきました。
イズモコバイモは芽を出して花を咲かせるまで数年かかるとのこと(驚)。最初の年はとても小さな一枚葉。毎年少しずつ大きくなって花を咲かせるそうです。よくみると、花や葉など違っているものが結構ありました。その違いは芽を出してからの年数で違ってくるのではなく、それぞれ種類が違うと。それは8種類あるそうです。
そんなイズモコバイモですが、昨年はヒヨドリがイズモコバイモの花・つぼみを食べてしまうという被害があったそうです。そのため、鳥を驚かす装置(鳥の鳴き声を流していました)を設置。そのおかげでしょうか、今年はそういった被害もなく花をつけてくれたので安心ということでした。
そんなイズモコバイモの写真を続けます。
上写真のイズモコバイモは白一色。白だけというのは珍しいと。
ここが群生地。下を向いている花が多いのですが、斜面になっているので覗き込んで写真を撮ることができます(^-^)。マクロレンズで三脚をつけて撮っていらっしゃる方も。また、駐車場横では地元特産品も販売されていました。川本町といえばエゴマが有名。私たちもエゴマの煎餅など購入させていただいたのでした(^-^)。
川本町のホームページでは開花情報だけでなく、土砂崩れによる迂回路の説明も載っていました。また、道中もキーとなる曲がり角には案内板も設置していて、私にしては珍しく一度も迷うことなくたどり着くことができました(^-^)。はじめて出かけた場所だけに、こういった情報はとても助かりました。感謝^2です。
来年以降もまた観に行きたいですね(^-^)。
このページの公開日:2016.03.13