海上自衛隊:護衛艦「さざなみ」艦艇一般公開
もう先月のことになってしまいますが(汗)、護衛艦「さざなみ」の一般公開へ出かけました。護衛艦の一般公開に出かけたのは昨年7月の護衛艦「ひえい」から1年ぶり・・・ そんなに長い間出かけてなかったのかと思うと、自身のことながらちょっと意外だったりします。
「さざなみ」といえば、「さみだれ」とともに昨年3月にソマリア沖の海賊対策で派遣された艦。そういうこともあって、名前を聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
「さざなみ」を外から
「さざなみ」はたかなみ型護衛艦の第4番艦で平成17年2月に竣工しました。たかなみ型護衛艦は5隻就役しており、現在就役している汎用護衛艦(DD)のなかでもっとも新しいものです。
たかなみ型護衛艦の次級は「5000トン型」あるいは「19DD」と呼ばれている護衛艦が4隻建造されることになっています(その後は新型DDの整備に移行予定とのこと)。1番艦は平成24年3月に就役予定なので、楽しみですね。
こちらはメラーラ製の54口径127mm単装速射砲。前級のむらさめ型に装備されている76mm砲と比較して、かなり大きいです。発射したときの振動がものすごいと説明してくれた自衛官の方が話していましたが、想像を絶するものなんだろうな・・・ 大和の主砲なんて、とんでもないものだったんだろう。
こちらは20mm機関砲(CIWS:Close In Weapon System)と私たちグループを案内してくれた自衛官の方。さざなみのCIWSには赤外線カメラがついているのですね。一緒のグループの女性2人が話していましたが、二等海曹の方らしい。この兵庫からいらっしゃったという女性たち、制服についている階級章をみてそう話されていました(驚)。
「さざなみ」の艦橋
今回の「さざなみ」も艦橋に入ることができました。「ひえい」と比較すると、機器も多くより新しいという感を受けます。もちろん、実際かなり新しいわけですが(汗)。
さざなみのキャラクターが(笑)。いつもは違うものが入っているんですよね、きっと(^^(^^;?
こちらは「戦闘態勢表示盤」と書かれていました。他の艦ではみたことがないような気がします。ダメージを受けたりすると、色がかわるのでしょう。
チャートを見る机(?)にあった「さざなみ」の鐘。いつもはどこにつけられているのだろう?
「さざなみ」の後甲板
こちらは「さざなみ」のヘリコプター格納庫。レールが2本あるのがわかるでしょうか? たかなみ型護衛艦は汎用護衛艦としてははじめてヘリコプター2機を運用するだけの能力をもった艦となっています。ただ、ヘリコプター定数は1機のままですが。格納庫のホワイトボードには着艦回数3327回、飛行時間1338.5時間と書かれていました。事故など起こすことなく数字を伸ばしていって欲しいです。
「さざなみ」の一般公開に出かけたことで、現在就役している汎用護衛艦の型はコンプしました。掃海艇などマジマジと見てみたいのですが、呉の一般公開ではありません。他のイベントで行なわれているところに出かけるしかないかなぁ。
このページの公開日:2010.08.06