海上自衛隊:「基地見学」艦艇一般公開【2】
前回の更新に引き続き、19日の基地見学の話。この日は護衛艦「いせ」のほかにも私自身があまり見たことがない艦がDバースにいました。Dバースに係留されていたのは練習艦「かしま」(TV-3508)です。
練習艦「かしま」(TV-3508)
「かしま」(TV-3508)は1995(平成)7年に竣工した練習艦隊の旗艦です。海上自衛隊幹部候補生が江田島の学校を卒業して遠洋練習航海に出発するのが有名ですが、そのときの主役の艦ですね。
後ろから見るとそう感じないのですが、斜め前から艦を眺めると艦橋構造物の背が低く感じられます。
最初に書いたようにこの「かしま」はあまり見かけることがないように感じます。海上自衛隊のホームページによると、平成23年度遠洋練習航海は5月24日~10月27日の156日間で6カ国に訪問、総航程:約55,000kmだったそうです・・・ 定係港が呉でも見る機会が少ないのも納得です。
「かしま」と「いせ」。「いせ」がこのDバースに係留されることはないのでしょうか。Dバースであれば障害物がないので・・・
この舷梯を見ると、乾舷がやたらと高いように感じます・・・ というか、間違いなく高いですね(汗)。一般公開でこの舷梯を使う機会ができたときにのぼるのはともかく、おりるのがちょっと怖いかもしれない(汗^2)、
こちらは作業艇(内火艇?)。青いロープ(?)でとめられているのははじめてみました。これは「かしま」ならではのことなのでしょうか? そして「かしま」にはこの作業艇とは別に将官艇が装備されています。左舷側にあるので見えなかったのが残念。
また将官艇が装備されているというのも練習艦隊旗艦ならではですが、そのほかにも諸外国を訪問するという役目から礼砲を備えていたり、国家元首級VIPが来艦しても接遇することができる司令官公室や特別公室もあるそうです(驚)。
そして「かしま」とフィアット500。あまりない組み合わせだと思います(笑)。
第一種作業船 曳船YT91
最後に曳船YT91(後ろに見える護衛艦は「とね」です)。曳船はもう1隻YT75も同じ方向(支援船の係船堀かな?)へ向かっていました。まったくもって目立たない船ですが、曳船がいないと艦や潜水艦は接岸することもままならないわけですから、まさに縁の下の力持ちといった役目ですね。
と、艦艇の公開がない基地見学にも関わらず、2ページにわたって記した私・・・ 係留していた艦が私的によかったのがその理由ですが、今後も基地見学の日は要チェックですね。輸送艦「ゆら」が見たいものです(+_+)。
このページの公開日:2012.02.26