安芸の国から

安芸の国に暮らすおじさんのお出かけ記録です

海上自衛隊:試験艦「あすか」掃海艇「あいしま」「みやじま」艦艇一般公開

8月24・25日に予定されていた呉地方隊の展示訓練... 大雨のために中止に(+_+)。今年は久しぶりに広島湾での開催だったので、楽しみにしていた方も多いと思います。ずっと晴れた日が続いてた日が続いていたのに、何も週末に雨を降らさなくても。

その展示訓練にあわせて23日に試験艦「あすか」と掃海艇「あいしま」「みやじま」が宇品で一般公開されました。試験艦「あすか」が広島・呉で公開されるなんてことは珍しいので有給休暇を取得。下の写真をみるとわかりますが、23日は時折雨が降っていて公開が中止されるのではと心配していたのですが、無事に公開されました(^-^)。

シトロエンC4と試験艦「あすか」

試験艦「あすか」

最初に試験艦「あすか」の紹介を少し。「試験艦」の名が示すとおり、いろんなものを試験する艦です。この「あすか」でさまざまな新規開発品の性能確認試験が行なわれ、多くの護衛艦に装備として採用されています。

これまでに担当した新規開発品は、FCS-3 / QQQ-21ソナー / 魚雷防御装置 / 新アスロック / 電気推進システム / 統合化航法システム / 艦内情報通信システム など非常に多くのものがあります。

たとえばFCS-3(射撃指揮装置3型)は改良されてひゅうが型護衛艦に装備され、さらに改良されたFCS-3Aがあきづき型護衛艦に装備されています。

試験艦「あすか」 全体

ということで、無事に公開され観ることができた試験艦「あすか」。私自身「あすか」を見た記憶が曖昧なのですが、間違いないのは2007年4月なのでひょっとしたら6年ぶりぐらいかもしれません。そのときはフェイズドアレイレーダーが1つついていたと思うのですが、今は土台しかないようです。

試験艦「あすか」 後ろから

「あすか」を後ろから。以前フェイズドアレイレーダーがあったここから見える左舷側後ろの場所、他の場所と違って土台(?)が2段になってますね。何か違うのでしょうか?

この日の艦艇一般公開は平日で天気も思わしくない、しかもこのときは開始間もない時間ということで、見学者は数えるほどしかいません(苦笑)。あまりにも人が少ないので、ドキドキしながら「あすか」に乗艦した私です(笑)。

試験艦「あすか」 艦尾のヘリコプター格納庫

艦尾から。ヘリコプターの格納庫が左舷側にオフセットされているのがわかります。

この写真にも写っていますが、この日は女性だけのグループ、あるいは女性1人という見学者が少なからずいらっしゃっていました。警備や説明のために立ち会っている若い自衛官の方も、おじさんが来るよりもずっと嬉しいことでしょう(笑)。

ヘリコプター格納庫から艦内に入ります。通路を通って食堂へ。

試験艦「あすか」 食堂

この食堂では飲み物を売ってました。食堂に辿り着くまでには「あすかお土産(?)」の販売も。私が出かけるのは呉の毎週日曜日に開催されている艦艇一般公開だからか、艦内でそのテのものが販売されているのはあまり経験がありません。そこで購入したものは...このページの最後に載せました(^-^)。

通路に掲げられていた指導方針。

試験艦「あすか」 通路に掲げられていた方針

写真左から掲げられていた指導方針を載せてみます。

開場幕僚長指導方針

精強・即応

伝統の継承

自衛艦隊司令官指導方針

一、「精強・即応」

一、「日米共同・統合運用の深化」

細目

「原点に還れ」

「前を向いて進め」

開発隊群司令指導方針

続考決行

現守次挑

艦長指導方針

海上自衛官らしくあれ

続いて機関操縦室。

試験艦「あすか」 機関操縦室

操縦室なんて写真を撮っていいのかなと尋ねてみると「構いません」とのこと。私が気にしていることを察したのでしょう、「見せられないものは隠しています(^-^)」と。たしかに上のほうの画面は護衛艦や潜水艦のパネルで隠してありますね。

それにしてもこのハの字に配置された数多くのディスプレイと機器たち... 理系な私にはとても惹かれる何かを感じないではいられません(笑)。

そして艦橋へ。途中の通路には写真や「あすか」の説明が手書きで書かれていたりしました。手書きの説明、ゆっくり読むことができればよかったのですが、場所が梯子と梯子のあいだにある踊り場のような狭い場所だったのが残念。写真にとっておけばよかった(+_+)。

試験艦「あすか」 艦橋

艦橋です。この写真にもいらっしゃいますが、女性自衛官の方も何人かお見かけしました。また、見学者がまったくいないような感じですが、この写真を撮る少し前は10人弱程度の方がいらっしゃっており、自衛官の方々にいろいろな質問をされていました。

試験艦「あすか」 艦橋から艦首を望む

艦橋から艦首を見てみます。VLSがあるのがわかります。前に見えるのは同時に一般公開されている掃海艇「あいしま」と「みやじま」です。

掃海艇「あいしま」と「みやじま」

試験艦「あすか」艦橋から掃海艇「あいしま」と「みやじま」を望む

「あすか」をあとにして掃海艇へ向かいます。掃海艇は決して目立つものではありませんが、とても大きな役割を持っています。海域の安全が確保されてはじめてさまざまな艦艇がその力を発揮することができます。その任務を行なうのが日本では掃海艇群です。

つい先日の8月13日も下関基地隊が太平洋戦争時に米軍が関門海峡に投下した機雷を爆破処理しました。昨年6月にも同様に機雷を処理しています。海底に眠っている機雷はまだまだたくさんあると考えられており、今後もこういった活躍をしていくことでしょう。

掃海艇「あいしま」の艦橋です。

掃海艇「あいしま」 艦橋

そういえば、「あいしま」ではスピーカーからチェッカーズの曲が流れていました。艇長あるいは士官の趣味なのでしょうか(^^;?

そしてこんなウェルカムボード(?)も。

掃海艇「あいしま」 艦橋のウェルカムボード?

チェッカーズファンかどうかはともかく、カープファンということは間違いなさそうです(笑)。クライマックスシリーズに進出することは私も願っていますが、そのときはせめて勝率5割は超えていて欲しいものです(^^;。

艦尾へ向かいます。

掃海艇「あいしま」 機雷処分具
掃海艇「みやじま」 機雷処分具

上が「あいしま」、下が「みやじま」の機雷処分具です。「あいしま」のほうには艦名や眼(?)などいろいろと貼ってありましたが、「みやじま」ではそんなことなく。「みやじま」が去年9月に一般公開されていたときは目がついていたので、今回は準備できなかったのかな(^^;?

掃海艇の活躍については(私のページで申し訳ありませんが) コチラ コチラ に記していますので、よろしければお立ち寄りください。

「あすか」でゲットしたものは

「あすか」でゲットしたものを載せる前にもう一度「あすか」の写真を。

掃海艇「みやじま」からみる試験艦「あすか」と訓練支援艦「てんりゅう」

「みやじま」から撮った「あすか」と「てんりゅう」。「あすか」は「てんりゅう」と比較するとかなり大きいですね。理由はなく「あすか」は大きくはないと思ったのですが、違っていたようです。あらためて確認してみると基準排水量は4,250t。これは護衛艦あさぎり型(基準排水量:3,500t)よりも大きく、むらさめ型(同:4,550t)に近い大きさです。

試験艦「あすか」 全体

開発隊群直轄で横須賀が母港となる「あすか」。今回は見学者も少なくゆっくり艦内を見ることができました。見学者がもう少しいてくれたほうが、まわりを気にせずより艦内を見ることができたと感じるくらい(苦笑)。なんとも贅沢な一般公開でした(^-^)。

おまけ:「あすか」で購入したもの

さて、手に入れたものたちがこちら。

試験艦「あすか」の帽子など

「あすか」では帽子を購入しました。型が2つ(普通のとクランチ?)あり、クランチ(?)は2つしか残ってないと。何が違うのかわからなかったのですが、残り少ないという言葉につられて(笑)クランチ(?)のほうに。紐付きと紐なしがあったので紐付きに。結構なお値段(2,200円)だったのですが、「あすか」に会う機会は少ないので奮発しました(^-^)。

参考にした書籍など

  • 世界の艦船 2012年7月増刊 海上自衛隊2012-2013(海人社)

このページの公開日:2013.08.25

コンテンツメモ

  • 訪問日:2013.08.23
  • 場所:広島市南区
  • 行程:一般道
  • EOS 7D + EF-S 15-85 F3.5-5.6 IS USM

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