呉湾艦船めぐり-2022年9月4日

9月4日は呉湾艦船めぐりへ。今年4月に就役した油槽船YOT-01を見たくて。5月と7月に艦船めぐりに乗った時には呉を離れていて見ることができなかったのですが、この日は呉にいるのを確認して出かけたので間違いなく会えるでしょう(^-^)。

呉湾艦船めぐり 2022年9月4日

とても賑やかな呉基地

この日9月4日はホントに艦船が多かった(驚&嬉)。私が今まで乗った艦船めぐりの中で、もっとも多い艦船数のひとつに違いありません。

ということで、今回は写真が多いです。最初は掃海母艦"ぶんご"と護衛艦"うみぎり"。

ぶんご と うみぎり

7月に艦船めぐりを利用したときは"うみぎり"は整備中でした。そのとき開いていたアスロックランチャーはちゃんと閉じています(当たり前(笑))。

続いて姉妹のお尻(^^(^^;。

さみだれ と いなづま

むらさめ型護衛艦の姉妹が並んでいます。護衛艦"いなづま"(むらさめ型護衛艦5番艦)と護衛艦"さみだれ"(むらさめ型護衛艦6番艦)です。

8月22日に遠洋練習航海から帰国した"令和4年度練習艦隊"も呉に帰ってきました。

かしま と しまかぜ

練習艦"かしま"と練習艦"しまかぜ"。"かしま"は"しまかせ"の影になっていてちょっとわかりにくいですね。海上自衛隊幹部候補生学校の一般幹部候補生課程を卒業した実習幹部を乗せて4月に横須賀を出港し、西回りに世界を一周しながら7か国に寄港して8月22日に横須賀に帰国しました。

“しまかせ"は練習艦になる前はイージスシステムを持たない最後のDDG(ミサイル護衛艦)でした。ターターシステム、有人操作の速射砲が艦の前後に2門… その姿は"いぶし銀"と例えるに相応しい。私の好きな艦のひとつです。

油槽船 YOT-01 と YOT-02

そしてこの日の私の主役、油槽船"YOT-01″と"YOT-02″です。

油槽船YOT-01 と YOT-02

YOT-01は4月22日、YOT-02は7月22日に呉基地にやってきました。

油槽船 YOT-01 と YOT-02 火気厳禁

海上自衛隊初の”油槽船”は平成31年度予算で計画されました。その目的は防衛省の"我が国の防衛と予算 平成31年度予算の概要"によると以下のように記されています。

油槽船(仮称)の整備(2隻:57奥円)
艦艇の支援能力確保のため、油槽船(仮称)を整備

防衛省 我が国の防衛と予算 平成31年度予算の概要

この油槽船の任務は海上自衛隊基地間の燃料輸送と、燃料調達先の製油所から海上自衛隊基地までの燃料輸送。これまで燃料の輸送については民間の船舶を使っていたものを自前(海上自衛隊)でも行うようになります。民間に依頼すると、場合によっては数ヶ月かかることもあるという記事も読みました。そういったことがないよう"支援能力確保のため"、"継続的な運用の確保のため"に導入されました。

油槽船 YOT-01 と YOT-02 後ろから

仮に有事となった場合、燃料の輸送を民間に委託するのは難しい。ここのところよりきな臭くなってきた台湾や尖閣諸島まわりが次の段階になることを考えて配備したということであれば、先見の明があったということになるかもしれません。もちろん、そんなことは望みません。しかし、相手がいることなので望むようなことになるとは限らない。

油槽船が極度に緊張しながら燃料輸送を行うようなことがないように願います。

ホントに多くの艦船がいた9月4日でした

上にも記しましたが、この日は本当に多くの艦船がいました。抜けがあるかもしれませんが、少なくとも下記の艦船たちがいたのは間違いありません。

くにさき / さざなみ / うみぎり / ぶんご / むろと / てんりゅう / はたかぜ / YOT01 / YOT02 / とね / えたじま / かしま / しまかぜ / いなづま / さみだれ / ひびき / あき / ちはや / 潜水艦5(6?)隻

たくさんの艦船 2022年9月4日

そしてこの日感じたのは出船(船首を港から出る方向に向けている)の艦船が多かったこと。いつもは入船(船尾を港から出る方向に向けている)が多い、というかほとんど入船ばかりだと思います。

ガイドの方も出船が多いと話されていましたが、その理由は話されてなかったような。

日曜日でしたが、朝イチ10時の便ということもあって利用者は20人+αで混雑することなく見ることができました。気になる方、可能であれば朝イチの便の利用をおススメします(^-^)。

参考にした書籍など