呉湾艦船めぐり-2025年5月29日
5月29日に乗船した呉湾艦船めぐりのことを記します。この日の主目的は呉に配備された"によど"を見ることだったのですが、"によど"だけでなく、イロイロと珍しいものを見ることができました(嬉)。
はじめてみたものもありました
これまで何度も呉湾艦船めぐりには乗船させていただいています。週末に乗船させていただくことが多いのですが、5月29日は平日だからでしょうか、はじめて見たものがいくつかありました。
輸送艦おおすみの艦尾門扉
呉に配備されている"おおすみ"なので、"おおすみ"は何度も見たことがあります。しかし、この日はいつもの昭和埠頭(Dバース)ではなく、Fバースにいました。しかも出船で(珍)。
これまでもおおすみ型輸送艦がFバースにいるところはみたことがありますが、出船でいるのははじめてみました。おおすみ"を真正面から撮ることができるのはとても珍しい。
それだけでも珍しいのですが、"おおすみ"さん、艦尾門扉を閉じ始めました(驚)。思わず、動画を撮りました。中途半端なものになってしまったのがちょっと残念(苦笑)。
艦尾門扉が閉まっている状態はもちろん、完全に開いている状態もみたことがありましたが、こうやって動いているのははじめてみました。今度はLCACが出るところ、入るところを見てみたいですね。もちろん、AAV7も見てみたい(^-^)。
式典の予行練習
こちらもFバースです。先端にいたのが上に紹介した"おおすみ"、続いて"えたじま"がいました。そして、"えたじま"のさらに陸側では隊員の方々が集まっています。よく見ると、プレートをぶら下げている方もいらっしゃって。ナニカ、式典の予行練習のようです。海上自衛隊だけでなく、陸上自衛隊の隊員の方々もいらっしゃいます。そのため、"海上輸送群絡みかな?"と想像していたところ…
翌日5月30日に若宮防衛大臣補佐官も出席されて"ようこう"の引渡式・自衛艦旗授与式をやっていました。その予行練習だったようです。"ようこう"は6月1日にアレイからすこじまから写真を撮ってきました。また別のページで紹介したいと思います。
そうりゅう型潜水艦に液体酸素
そしてそうりゅう型潜水艦。ここは呉基地、そうりゅう型潜水艦自体は珍しくありません。しかし、何やら白い煙が勢いよくでています。
潜水艦から白い煙が出ていることも結構あります。それはディーゼル機関を動かしてバッテリーに充電しているとき。私も何度も見ていますが、この日はちょっと違います。白い煙突が生えていて(汗)、そこから煙がでています。
これは液体酸素を補給しているところです。そうりゅう型潜水艦で採用されたAIPシステム(10番艦まで採用。11番艦、12番艦はAIPシステムを廃止し、リチウムイオン蓄電池を採用)は液体酸素とケロシンを燃料としています。そのため、液体酸素の補給が必要です。これまで何度も潜水艦を見ていますが、液体酸素を補給しているところははじめてみました。
元"はたかぜ"と"によど"の並び
“はたかぜ"(正確には今年3月に除籍しているので元はたかぜ)と"によど"の並びです。
この並びが珍しい理由、それは今年3月まで海上自衛隊で最も古い艦だった"はたかぜ"と今年5月末時点でもっとも直近に就役した"によど"の並びだから(^-^)。1986(昭和61)年に就役した"はたかぜ"、2025(令和7)年に就役した"によど"、艦齢の差は39年です(凄)。
“はたかぜ"の除籍ではたかぜ型護衛艦(練習艦)は"しまかぜ"のみとなりました。ターターシステム、艦首・艦尾に単装砲、ステルスなんて考慮されていないその姿… いぶし銀の護衛艦(?)がなくなっていくのは、寂しいものがありますね。"しまかぜ"に限らず、すべての艦が除籍するまでご活躍することを願うばかりです。
唯一残念だったのは
こんな感じでとても珍しいものを見ることができた5月29日の呉湾艦船めぐりでした。ガイドの方も"今日この便に乗られた方はとても運がいい(*^-^*)"とずっと言ってました(笑)。団体客さんがいて60名を超えていたのではないかと思いますが、皆満足されたのではないかと思います。
ただ、ひとつ残念だったのは海上輸送群の"にほんばれ"を見ることができなかったことです。定位置(?)がFバースの(陸地からみて)右側なので、アレイからすこじまからだとよく見えないんですよね。見ることができないかな、と期待していたのですが、こちらについては叶いませんでした(+_+。またの機会に期待です。
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