ニュージーランド海軍 アオテアロア

10月28日は呉湾艦船めぐりへ。呉基地係船堀地区へ珍しい艦がやってきていたのです。ニュースで停泊している場所をみると、アレイからすこじまからはみづらそう。これは呉湾艦船めぐりを利用しない手はないでしょう(^-^)。

呉湾艦船めぐり 2022年10月29日
呉湾艦船めぐり 2022年10月29日

15年ぶりの寄港

呉基地にやってきていた"珍しい艦"、それはニュージーランド海軍の補給艦"アオテアロア"。ニュージーランド海軍の艦船が呉基地に寄港したのは15年ぶりだそう。

ニュージーランド海軍 アオテアロア(A11) 2022年10月28日
ニュージーランド海軍 アオテアロア(A11) 2022年10月28日

6月にニュージーランドを出港し、洋上補給の訓練を行ったりして呉に寄港しました。

呉基地に寄港したときに艦長がインタビューに答えていました。隊員が電車に乗って広島市内を訪れることを楽しみにしているというコメントがありました。隊員さんたちは広島を楽しむことができたかな?

とても大きな艦

“アオテアロア"は2020年7月に就役した新しい艦です。現代重工業で建造されました。

それにしても、とても大きな艦です。その基準排水量は26,000tでニュージーランド海軍でもっとも大きな艦だそう。同日に係船堀にいた海上自衛隊の補給艦"とわだ"の基準排水量は8,100t、"とわだ"の次級のましゅう型補給艦は大きくなりましたが13,500t。アオテアロアがどれだけ大きい艦なのかがわかります。

ニュージーランド海軍 アオテアロア(A11) 2022年10月28日
ニュージーランド海軍 アオテアロア(A11) 2022年10月28日

かわった形の艦首。ロールス・ロイスのページには次の説明があります。

同艦はロールス・ロイスの設計構想に基づいており、画期的な波浪貫通型の船体を持っており、この船体デザインが海軍で導入されるのは、今回が初めてです。同艦の船首の形状により低水位に極めて強く、それにより燃費が削減できるため、排出ガスも低減し、艦艇の操縦性や耐航性が増します。

HMNZS アオテアロア / ロールス・ロイス

特徴的な形をした艦型、ハイブリッド電気推進システム、南極の寒い時期に任務遂行が可能になった、など前級から大きく変化しているようですね。

キーウィ

アオテアロアの艦橋周り。艦橋の下にある窓があるところは"とわだ"などでいうところの補給管制室でしょうか? ファンネルをみると、ナニカいます。

アオテアロア 艦橋周り 2022年10月28日
アオテアロア 艦橋周り 2022年10月28日
アオテアロア 艦橋周り 2022年10月28日

“キーウィ"です。かわいい(*^-^*)。カナダ海軍の艦船のファンネルにはメープルリーフが描かれていますよね。前週に寄港していた"ウィニペグ"、"バンクーバー"ともにファンネルにメープルリーフが描かれていました。

海軍 海上自衛隊の艦船にはファンネルにナニカ描かれているということはないですね。キジとかどうだろう? いやっ、ここは柴犬… 柴犬じゃ可愛すぎてダメか(^^(^^;。

このページを公開する日にはすでに呉基地を離れています。横須賀に向かい、11月6日の国際観艦式に参加します。国際観艦式のあともご安航であることをっ!!

参考にした書籍など

おまけ:4番ドックの"かが"(DDH-184)

11月28日の"かが"です。

4番ドックの"かが" 2022年11月28日
4番ドックの"かが" 2022年11月28日

大きな工事はほぼ完了したという話をききました。遠くない時期にドックから出てくるのでしょうか? (軽)空母+F35bの運用が抑止力のひとつとなるように。