上高野山の乳下りイチョウ-2022年(広島県庄原市)
11月12日は上高野山の乳下りイチョウを観に出かけました。2022年、3つ目の紅葉狩りです。ここのところ週末の天気がよいので嬉しい(^-^)… と記している11月13日は小雨が降っていますが(^^;。

はじめての"見頃"
この"上高野山の乳下りイチョウ"、これまでに何度か訪れていますが、これだけ色づいているのを観るのははじめて。はじめて訪れた2011年のときはすでにかなり散っていて、2019年に訪れたときはまだ緑でした。
しかし今回は違います。下の方はすでに散り始めていますが、見事な黄金です。その姿は松江自動車道高野ICをおりての道中から気づくほど(*^-^*)。

私にはじめて黄金の姿を見せてくれた"上高野山の乳下りイチョウ"、広島県でもっとも大きな銀杏の木です。その大きさは目通り幹囲9.6m、高さ約20m。上の写真で右下に写っている人と比較するとその大きさが想像できるのではないでしょうか。
乳下がり
そしてこの銀杏で目立つのは乳柱。とても妖しげな感。天平元年(729),建御雷神(たけみかづちのかみ)をこの地に勧請したときに神木として植えられたと伝えられるというのはダテではありません… ということか?

この乳柱ですが、ナニカというと広島県のひろしま文化大百科の"上高野山の乳下りイチョウ"のページに以下の説明があります。
このようなイチョウの古木に見られる乳柱は細胞が軟らかく、デンプンを多量に含んでいて、局部的な栄養過剰に起因するといわれている。
ひろしま文化大百科
筒賀の大銀杏でも乳柱を見ることができます。銀杏の古木には多くできるものなのかもしれません。
下に伸びる枝
この"上高野山の乳下りイチョウ"の好きなところのひとつがこの下にも伸びる枝。私が観に出かける銀杏では"上高野山の乳下りイチョウ"でしか見ることができません。地面よりも下に伸びている姿に自然の力を感じます。

枝と書きましたが、太いものをみるとそこから枝がでていません。古木になって葉がつかなくなった枝かと思ったのですが、一部は乳柱だったりするのでしょうか?
他の銀杏と比べて訪れる方が少ない?
この日は私たちのほかにも"数組"訪れている方がいらっしゃいました。そう、訪れていたのは"数組"… 天気はよく時間もお昼過ぎなのに訪れる方は多くなく。なんとももったいない。もっとも、観る側からするとゆっくり観ることができてよいわけですが、やっぱりもったいない感が(>_<。

広島県内の他の銀杏の大木、筒賀の大銀杏や香淀迦具神社の大銀杏を訪れる人たちの数と比べるとなんとも寂しい。私が訪れたときがたまたま少なかったのかもしれませんが、どうなんだろう?
ただ駐車場があるのかないのか、そばの駐車場にとめてよいのか悪いのかわからないのは困ること(私はわからないので道のほとりにとめました)。そのあたりは公的なところがはっきりしてくれるといいなと感じます。
参考にしたページなど
- ひろしま文化大百科 上高野山の乳下りイチョウ / 広島県
Posted by たか++(たかひろ)
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