マツダとひろしまの100年

今回も書き込みの日付が前後していますが、先月23日にヌマジ交通ミュージアムで開催されていた"令和2年度秋季企画展「マツダとひろしまの100年」"を観にでかけました。

マツダとひろしまの100年 パンフレット
マツダとひろしまの100年 パンフレット

2020年、マツダは創立100周年

マツダ株式会社… あらためて記すまでもなく、広島県における主要企業のひとつです。「広島では"マツダ"、"広島銀行"、"中国電力"の名刺があればツケで呑める」というほどの主要企業(←例えがおかしい)。そんなマツダ100周年を記念した企画展が"「マツダとひろしまの100年」"です。

展示車両たち

ミュージアムに入ると迎えてくれた展示車両たち。

普通に販売されていないこのテの車のことはまったくわからないのですが、RX-500という車らしい。

マツダ RX500
マツダ RX500

RX500は1970(昭和45)年の東京モーターショーで展示されたコンセプトカーだそうです。ベンツの3ローターロータリーエンジン搭載車に対抗するために開発がすすめられたらしい。

3ローターのロータリーエンジンといえば、思い出すのはユーノスコスモ。東京で働いている頃には見ることもありましたが、さすがに今は目にすることもありません。今の時代では出てくることはできない車だよなぁ。燃費は2km/lなんて言われていましたが、ヘタするとそこまでもいかなかったのではないでしょうか(汗)。

RX-8とコスモスポーツ
RX-8とコスモスポーツ

続いてRX-8のハイドロジェンRE車とコスモスポーツ。コスモスポーツは1968(昭和43)年に西ドイツ(当時)で行われたレースで使われた車両のレプリカだそう。コスモスポーツといえば、ウルトラマンシリーズ(帰ってきたウルトラマンだったかな?)の中で使われていたのを思い出します(笑)。

コスモLとファミリアクーペ
コスモLとファミリアクーペ

コスモLとファミリアクーペ。前からの写真は多く見るのであえて後の写真。展示されているファミリア1966(昭和41)年はコスモLは1977(昭和52)年のもの。この型のコスモは見覚えがあるのは6歳の頃だったからですね。小さな頃から車が好きでたくさんのミニカーを持っていました。

三輪トラック

今回の展示車両でもっとも見たかったのがこちら。マツダの三輪トラックです。

三輪トラック GDZA型
三輪トラック GDZA型

ちなみに後ろに写っているのは3代目デミオさん。SKYACTIVテクノロジーを最初に取り入れたデミオさんだから、ということですがエポックメイキングという意味では初代のほうがらしいと思うのは、オーナーだった者の贔屓目かな。

…話を三輪トラックに戻します。

昭和29年の三輪トラック全車種のモデルチェンジが行われ、このデザインで統一されたそうです。デザイン統一は今にはじまったことではないということか。展示されている車両は昭和30年のものでGDZA型は小型車にあたり、荷台長が7尺ある77型と説明がありました。

マツダ 三輪トラック GDZA型 運転席
マツダ 三輪トラック GDZA型 運転席

こちらは運転席。なんとも不思議な感… ナニカというと電車の運転席のような(それは違う)。運転席の奥にキレイな座面がありますが、ここが助手席にあたります。そう、この三輪トラックは2人乗りです。説明板を見るまで1人乗りかと思っていました。

マツダ 三輪トラック 荷台
マツダ 三輪トラック 荷台

ちゃんと仕事をしていた荷台。この車両は江田島市能美島の醤油店で使われていたものだそう。祖父の家には私が物心ついた頃から常にトラックが3台ありましたが、さすがに三輪トラックを見た覚えはありません。若い頃は持っていたのかな。

このあと展示室の展示を観ましたが、そちらは撮影禁止のため写真はありません。でも、アンケートに回答するとページ最初に載せたパンフレットを頂きました。展示資料に準ずる説明が掲載されていて無料であるのが不思議なくらいのもの。よいものを頂きました。

もともと勢いがなかったときにさらにCOVID-19がやってきて、マツダも広島もイマイチ元気がない感がありますが、次の100年も迎えられることができるように。もちろん、そのとき私は鬼籍に入っていますけど(笑)。