護衛艦”かが”、(軽)空母化第二次改修へ

2月11日建国記念の日は艤装桟橋に停泊していた"かが"は翌12日にJMU呉の第4ドックに入渠しました。5年に一度実施される大規模な定期検査のためでしょうか。この定期検査にあわせて"かが"の(軽)空母化第二次改修が実施されます。

JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日
JMU呉第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日

2026(令和8)年度予算は285億円

防衛省から発表されている「防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和8年度予算案の概要」によると、いずも型護衛艦の(軽)空母化改修は285億円です。その内容は以下のように記されています。

「いずも」型護衛艦におけるF-35B艦上運用能力を確立するため、所要の改造工事・器材調達等を実施するとともに、改修を通じて得られた知見や教訓事項を取りまとめ、技術的課題を整理する調査研究を実施

防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和8年度予算案の概要

2020(令和2)年度からはじまったいずも型護衛艦の(軽)空母化改修、"確立"という単語からいよいよ完了が近づいてきているのがわかります。これまでの予算を振り返ってみます。

  • 2020(令和2)年度予算:31億円
  • 2021(令和3)年度予算:203億円
  • 2022(令和4)年度予算:61億円
  • 2023(令和5)年度予算:52億円
  • 2024(令和6)年度予算:424億円
  • 2025(令和7)年度予算:18億円
  • 2026(令和8)年度予算:285億円
JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日
JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日

合計は1074億円となります。この金額が高いのか、安いのかは私には判断できません。しかし、"改修"ではなく、最初から(軽)空母として建造したほうが安価だったのではないかとは感じます。もっとも、いずも型護衛艦が計画された時代に空母建造なんて公言できるはずもなく、全通甲板を持つDDHを建造できただけでも大きな変化だったでしょう。ただ、仮に空母として建造できていたとしても、空母の運用となると日本海軍まで遡るので、就役後にいろいろと改修が必要になったかもしれません(汗)。

改修完了予定は2028(令和10)年度

“かが"は第二次改修がはじまりました(はじまります)が、"いずも"は2024年11月にJMU横浜に入渠し、すでに第二次改修がはじまっています。"いずも"の(軽)空母化改修は2027(令和9)年度中、"かが"の(軽)空母化改修は2028(令和10)年度中の完了が予定されています。

JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日
JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日

ロシアによるウクライナ侵攻はいまだ解決せず、アメリカとイスラエルはイランに攻撃、東アジアでは中国がいろんなところで圧力かけている、と、本当に混沌とした時代です。日本が持ついろいろな力が日本はもちろん、東アジアの友好国の平和に寄与できることを願います。

駐車場について

“かが"の第一次改修のときも話題として上がったのですが、第4ドックに入渠している"かが"の写真を撮るために公道に車を停める人がいるらしい。たしかに"歴史の見える丘公園"には駐車場がありませんが、入船山公園駐車場からは歩けない距離ではありませんし、週末であれば入船山公園多目的広場の青山通り沿いも駐車可能となります。

JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日
JMU呉 第4ドックに入渠した護衛艦かが 2025年3月7日

地域の方々に迷惑をかけないよう、他の来訪者の方々とも気持ちよく時間を過ごすことができるようにしましょう。私もあらためて心がけようと思います。

参考文献など