出合橋(広島県安芸太田町)

前回の更新と日が前後しますが、12月13日に安芸太田町の出合橋へ出かけました。相変わらず、人が集まらないであろうところを訪れています。もっとも、私が興味を持つような場所って、少なからずそういう場所だったりする気がしますけど(笑)。

出合橋 下流側から
出合橋 下流側から

土木学会 選奨土木遺産に

私が出合橋を訪れようと思ったのは、出合橋が11月に土木学会の選奨土木遺産として認証されたことを知ったから。橋桁にそれを祝う幕がついていますね。土木遺産といえば、8月に日谷山の石塁を訪れました。

出合橋 公園から
出合橋 公園から

土木学会のページに選奨された理由が載っています。

出合橋は、三段峡の玄関口に架橋された優美なデザインのRCタイドアーチ橋で、地域のランドマークとして住民にも親しまれている土木遺産です。

土木学会 選奨土木遺産 出合橋

上の写真を撮った場所は公園のようになっています。そこに出合橋を説明する板が設置してあり、写真や説明文が掲載されています。説明文には「私、出合橋をご紹介いたします。」とあり、"生みの親は?"、"容姿は?"、"今まで慕われて"、"これからも出会いの場として"とさまざまな情報が紹介されていました。

また、地元が安芸太田町の若い方に出合橋を知ってるか尋ねてみると"知ってる"とのこと。サンプル数が1ではなんの信頼もありませんが(笑)、住民に親しまれているようです。

出合橋 上流側から
出合橋 上流側から

ちなみにこの出合橋、私も存在は知っていました。三段峡やその先の八幡高原に行くときに通る道沿いにあり、真っ白なアーチ橋という目立つ存在なので(笑)。しかし土木遺産に選奨されるほどのものとは驚き。

優美なデザイン

選奨された理由のひとつに"優美なデザイン"とあります。これまでの写真だけでも感じることができますが、この写真でより感じられるかも。白い塗装が剥げてしまっていますが、これは過去にコンクリートが汚れてきたものを塗ったものだそうです(説明文にありました)。今回の選奨土木遺産になったことで再度キレイになるチャンスがでてきたかな?

出合橋を見上げてみる
出合橋を見上げてみる

話がそれました。桁の上にある両側のアーチを結んでいるコンクリートの結合部分、またアーチと桁をつなぐ部分(吊材?)の結合部分がゆるやかにカーブを描いています。正直、他のアーチ橋を意識してまじまじとみたことはありませんが、ナカナカ凝っています。"そもそも"でいうと、出合橋ができた昭和10年の頃にすべてをコンクリートでつくられたアーチ橋という存在自体が珍しいらしい。

選奨遺産になってまだ時間が経っていない出合橋、春になる頃にはもう少し安芸太田町の観光に出てきたりするのかな? でも、橋という日常的なもの、土木遺産というマニアックな分野と思うと、やはりニッチな向きにしか刺さらないので難しいのかも。

でも気になった方がいらっしゃったら、ドライブがてらでかけてみてください。幸いにも密になることもないので、新しい生活様式なドライブにはあっているかもしれません。

アテンザワゴンさん、ゾロ目 8,888km

ウチのアテンザワゴンさん、道中にオドメーターが8,888kmを迎えました。

アテンザワゴンさん ゾロ目 8,888km
アテンザワゴンさん ゾロ目 8,888km

納車18か月でこの走行距離… 車検までに20,000kmにも届かないでしょう(苦笑)。暖かい季節になり、COVID-19が落ち着けば、ウチまるで気になる存在となった丸亀とか行くんだけどなぁ〜。