吉水園-2023年初夏(広島県安芸太田町)

6月4日、初夏の一般公開をしている吉水園に出かけました。初夏と秋の数日間だけ一般公開されているのは以前より知っていたのですが、出かけたのははじめてです。

吉水園 2023年初夏の一般公開
吉水園 2023年初夏の一般公開

モリアオガエル

吉水園の初夏の一般公開といえば… 新緑が素晴らしいのはもちろんですが、やはりモリアオガエルです(^-^)。"吉水園のモリアオガエル"として県の天然記念物に指定されています。

吉水園 モリアオガエル
吉水園 モリアオガエル

吉水園についたのは10時30分頃だったでしょうか。私たちが表門から入ろうとしたまさにその瞬間、すでに来訪されている方の背中にモリアオガエルがとびつきました(笑)。近くでモリアオガエルを探していた方、園内のガイドの方もいらっしゃって、いろいろ説明してくれました(笑^2)。

吉水園 モリアオガエルの卵
吉水園 モリアオガエルの卵

GW頃から産卵ははじまっているそうで、上写真のような泡状の塊が池の上にかかっている枝にたくさんありました。産卵は夜行われるようですが、のんびり屋さん(?)は朝になってもやってることがあるとか。見ることができればいいなと期待していたのですが、この日は少し乾燥しているので難しいとガイドさんに教えてもらいました。

卵は一週間ほどで孵化して雨で崩れるこの白い泡とともに池に落ちるそうです。ガイドさんによると、水面から高いところから落ちるものほど池の中からは目立つので、池の中にいるイモリの格好の餌になるとか(^^;。餌といえば、モリアオガエルを狙ってやってくる蛇も当然います。すでに9匹捕まえたと話されていました(^^(^^;。

吉水園 モリアオガエル
吉水園 モリアオガエル

樹の上で生活するのに適している指先の吸盤がよくわかります(^-^)。

夜行性ということで、日中はあまり動き回りません。そんなこともあって見つけるのも一苦労なのですが、ガイドの方に教えてもらったり、他の来訪者さんが見つけた個体だったり、自身でも見つけることができたり、と7匹ぐらいは会えたのではないでしょうか(嬉)。

吉水園 モリアオガエル
吉水園 モリアオガエル

さんばいさん

駐車場は太田川交流館かけはしの駐車場が準備されていました。出店もあって気になったのが"さんばいさん"。ぱっと見、ナニカを葉で包んでいます。きいてみると、農作業をするときに持っていく"おにぎり"と。豆ごはんを葉で包むことで殺菌もされると。

さんばいさん
さんばいさん

せっかくなのでツマと1つずつ頂いてみました。葉の香りでしょう、ご飯にうつっていてとても美味しい(*^-^*)。この"さんばいさん"、レギュラーメニュー(?)にしてくれたらいいのに。

2023年初夏の一般公開は今週末が最後です

話をモリアオガエルに戻します(笑)。今回もっとも気に入ったのが下の写真。

吉水園 モリアオガエル
吉水園 モリアオガエル

なんだかよくないですか?(笑^2) 哀愁というか、ナニカ思っているところを感じさせるというかなんというか。人生の3分の2を過ぎた私も同じような顔をしているときがあるかもしれません(汗)。

この日持ち出したカメラとレンズは私の今の標準 “X-S10″+"XF16-80mmF4 R OIS WR"(上のさんばいさんの写真はスマホ)。モリアオガエルを恐れさせないためにあまり近づかないようにしているので、このページに載せた写真は結構トリミングしています。それでもこれだけ撮れればよしとしましょう。

吉水園の2023年初夏の一般公開はこの週末が最後となります。天気が心配ですが、気になる方は当日の天気をぜひチェックしてくださいっ!!