芸備線、まもなく全線運転再開

平成30年7月豪雨の影響で第1三篠川橋りょうが流失したために不通となっていた芸備線の狩留家〜中三田間が10月23日に運転再開されます。運転再開に向けて運転士の訓練運転が行われていることを知り、白木山駅へ出かけてみました。

白木山駅の時刻表は真っ白
白木山駅の時刻表は真っ白

訓練運転

訓練運転についてはJR西日本のニュースリリースにありました「芸備線 狩留家~中三田駅間 点検列車などの運転について」。このニュースリリースには訓練運転の時刻なんて載っていません。そのため、車両が走っているのを見ることは難しいと思っていたのですが、運良く見ることができました(嬉)。

訓練運転に手を振っていた生徒たち
訓練運転に手を振っていた生徒たち

踏切近くにいるのは中学生らしき生徒。ここには写っていませんが、踏切の向こう側にもう2人いました。そして、この中学生たち、列車が来ると手を振っていました。

そして列車が行ったあとは私のようなおじさんにも「こんにちは」と挨拶をしてくれて。とっても嬉しい。

運行再開を祝う

白木山駅周辺では運行再開を祝っていました。鯉のぼりが有名な白木山橋には “祝!復活 ありがとう芸備線"。

祝! 復活 ありがとう芸備線
祝! 復活 ありがとう芸備線

そして福永荒神社のある広場には “祝 芸備線開通 おめでとう"。

祝 芸備線開通 おめでとう
祝 芸備線開通 おめでとう

狩留家〜白木山間は私にとって思いのある区間です。狩留家の駅近くに父の実家がありました。そして夏休みなどに出かけたときは白木山のほうまで出かけて自由課題のための昆虫採集とかしたり。

そんな思い出があるので、大人になって写真を撮るようになると、白木山のほうまで芸備線の写真を撮りに出かけていたのです。

だからこの区間の営業再開は私もとても嬉しい。

第1三篠川橋りょう

狩留家〜中三田間の運転再開に1年以上の時間が必要となった理由は狩留家〜白木山間にかかる第1三篠川橋りょうが流失したためです。昨年11月はこんな状態でした。ちなみに橋脚も一部流されています。少し古いですが、2008年に撮った写真がコチラ。もともと橋脚が5本あったのがわかります。

平成30年11月の第1三篠川橋りょう
平成30年11月の第1三篠川橋りょう

新しい第1三篠川橋りょうがこちら。新しい第1三篠川橋りょうでは橋脚の数を2本に減らしています。これは災害に強くするためだそうです。

新しい第1三篠川橋りょう
新しい第1三篠川橋りょう

10月23日は「○○のはなし」が走ります

運転再開される10月23日は臨時列車で「○○のはなし」が走ります(JR西日本ニュースリリース「芸備線における観光列車「○○のはなし」を用いた団体臨時列車の運転について」)。また、沿線では記念イベントが計画されています。また、沿線では地域住民の方々による手を振る姿を見ることもできるでしょう。

そんな地域住民に大切に、そして愛されている芸備線… 私もまた乗りに出かけようと思います。