西八幡神社(広島市安佐北区)

昨年のことになりますが、12月26日に安佐北区狩留家の西八幡神社を訪れました。

西八幡神社(広島市安佐北区狩留家)
西八幡神社(広島市安佐北区狩留家)

父の実家があった狩留家

この日、12月26日は2020年最後のお墓参りに出かけたのです。年末でもあるので、他の親戚がお墓参りに訪れる前に墓守(?)である私がその準備をしないといけません。お墓に行くと落ち葉でエラいことになっていたのでキレイにしました。

そんな墓守(?)の仕事をしたあとに父の実家があった狩留家に出かけようと思ってたのです。出かけるのであれば、"なにか目的地があったほうがいいな"と探して見つけたのがこの西八幡神社でした。

西八幡神社 地元の方が参拝
西八幡神社 地元の方が参拝

アテンザワゴンさんを停めて神社へ向かうと、地元の方でしょう"こんにちは"と挨拶を頂きました。挨拶を返すと、あっという間に神社へ。参拝をされるとあっという間に戻ってこられました。散歩がてら立ち寄られているようですね。

階段を登って振り返ると三篠川と狩留家の街が見えます。

西八幡神社 階段を登って振り返る
西八幡神社 階段を登って振り返る

父の実家はこの写真でいうと、もっと左の方でした。と言っても、この神社から歩いて10分もかからない場所。子供の頃はこの神社でも 悪さ 遊んでたりもしたのでしょうか。

市の重要有形文化財

私がこの西八幡神社を知ったのは、その本殿と拝殿が広島市の重要指定文化財として指定されているから。室町時代の神社建築様式を推察できる貴重なものだそうです。鳥居そばに地元の狩留家郷土史研究会、境内には市による説明板があります。

西八幡神社の説明板
西八幡神社の説明板

市による説明を引用します。

西八幡神社本殿は、江戸時代中頃の元禄10年(1697)に以前からあった本殿を再建したことが、拝殿は江戸時代終わり頃の弘化4年(1847)に建立されたことが、残っている棟札より判明しています。
本殿の建築様式は、元禄時代の建築でありながら室町時代末頃の特徴を有しており一部に同時代のものと考えられる部材を使用していることから、室町時代に存在した本殿を忠実に模して建てかえたことが推定されます。市内では、室町時代に建てられた神社建築の現存例がないことから室町時代の神社建築様式を推察することができる建物としてたいへん貴重なものです。
また、拝殿は立木を丸太のまま柱に使用するという神社建築では特殊な形となっており、数寄屋普請にも通じるこの建物意匠は、周囲の自然とよく溶け合って味わい深いものとなっています。

平成7年10月10日広島市教育委員会

西八幡神社 説明板より

神社については記せるほどの知識を持ち合わせていませんが、説明にある"拝殿は立木を丸太のまま柱に使用する"はわかります。あらためて拝殿をみてみると…

西八幡神社 拝殿を横から
西八幡神社 拝殿を横から

たしかに丸太のまま使われています。

拝殿をみて違和感(とは違うかな)があったのは、柱のみで壁がないこと。なんだか土俵みたいです(それは違う)。拝殿に入って見上げてみると、奉納額があります。

西八幡神社 奉納額
西八幡神社 奉納額

この奉納額の並びにストーリーがあるのかな… ストーリーがあるとすれば、どう流れるのだろう? 額の並びは上の左から右へ、下の一番左と上の一番右は同じものです。ストーリーは上の左から見るのか、下の右から見るのか。下の右から2番めは牛若丸のようにも感じます。源義経の一生? 違うか。

そして本殿。

西八幡神社 本殿
西八幡神社 本殿

神社をマジマジと見ることってこれまであまりありませんでしたが、あらためて観てみるとかなり凝った細工がしてあるのですね(驚)。

“凝ってる"とは違うかもしれませんが、こんなところも。

八幡宮の八は鳩
八幡宮の八は鳩

八幡宮の"八"が鳩になっています。かわいい(*^-^*)。

上にも少し記しましたが、神社ってよくよくみてみると凝った作りがしてあって観ていて飽きません。拝殿や本殿然り、狛犬も神社で結構違ってたりして。いろいろと訪れてみると楽しいかもしれません。

“神社"というものがなんなのかイマイチわかっていない私ではありますが、日頃の感謝を伝えに行くというのは訪れる目的としては間違っていないでしょう。

アテンザワゴンさん、キリ番 9,000km

アテンザワゴンさん、オドメーターが9,000kmを迎えました。

アテンザワゴンさん、オドメーター 9,000km
アテンザワゴンさん、オドメーター 9,000km

紅葉(黄葉)を観に出かけていた頃は平均燃費が12.2km/Lになっていたのですが、寒くなって出かけることが少なくなってきたので再び12.1km/Lに落ちてしまいました。春になる頃にはもう少し下がっているに違いない(^^(^^;。