カナダ海軍 フリゲート オタワ(FFH341)
11月9日、カナダ海軍ハリファックス級フリゲート"オタワ"(FFH341)が呉基地を出港しました。狩留家付近で写真に収めることができたので紹介します。

”オタワ”は11月6日~9日まで呉基地に滞在
“オタワ"は今年8月下旬に舞鶴を訪れています(そのときは一般公開されたみたい。羨ましい)。"オタワ"はその後、国連安保理決議により禁止された北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動の警戒監視活動を行っていました。
今回呉を訪問したのは休養と物資補給などが目的だったそうです。

9日まで滞在ということだったので、9日朝にアレイからすこじまに出かけたのです。するとすでに離岸中(汗)。狩留家まで戻って撮ったのがこのページの写真です。
ハリファックス級フリゲート"オタワ"の紹介
“オタワ"は12隻建造されたハリファックス級フリゲートの12番艦です。1996年9月に就役しました。ハリファックス級フリゲートは2018年までに12隻全てに近代化改修が実施されています。

全長:134m / 全幅:16m / 排水量:4770t とあるので、海上自衛隊でいうと"あさぎり型"より一回り大きいぐらいでしょうか。見た目で違うのはなんといっても色。活動海域の色に合わせているのでしょうか。そして艦橋がとても低いなぁと。
上写真で艦首側からみていくと、57mm速射砲があって艦橋上にはFCSのレーダーと3Dレーダーがあります。煙突の手前(舷側)にある四角いのはESSMのためのVLS、その後ろにはハープーンミサイル。艦尾側はヘリコプターの格納庫。その上にはもうひとつFCSのレーダーがあってCIWSがあるという感じ。
今後、共同訓練を行う
呉を出港した"オタワ"は米軍、オーストラリア軍、そして海上自衛隊と共同訓練に取り組むそうです。

“オタワ"の寄港を伝えた新聞記事にアレックス・バーロウ艦長のコメントがありました。
呉も広島もとてもいい場所だと聞いている。地域の文化に触れ、日本を感じたい
短い期間でしたが、艦長も乗組員たちもよい時間を過ごしてもらえていたらよいのですが。

カナダを遠く離れて国連の活動を行う"オタワ"、これからも活躍されることを。
参考文献など
- Royal Canadian Navy / Canadian Patrol Frigates
- 「瀬取り」を含む違法な海上活動に対するカナダ及びオーストラリアによる警戒監視活動(外務省)
- 世界の海軍 2007-2008 (海人社)
- 中国新聞 2019年11月7日朝刊記事
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