太田川の吊り橋 “宇賀大橋”(広島市安佐北区)

前回の書き込みと日付が前後しますが、2月6日に宇賀大橋を訪れました。前週に続き、2週連続で太田川に架かる橋を巡っています(笑)。

宇賀大橋 久地側から
宇賀大橋 久地側から

太田川に架かる吊り橋

この日、宇賀大橋を訪れようと思ったのは中国新聞の特集 “太田川 恵みと営み" で紹介されていたから。その特集記事によると、太田川には現在主なものでは4つの吊り橋が残っているそうです。宇賀大橋はその中で最も長い140mほどの橋。

宇賀大橋 上流側から
宇賀大橋 上流側から

出かける前に場所を確認しているときに気が付いたのですが、この宇賀大橋は私が気になっていた構築物(橋)でした。それは国道191号を走っていると、この宇賀大橋の白い主塔が少し見えるのです。 通るたびに"なんだろう? 橋でもあるのかな?"と感じていたのですが、まさか吊り橋とは思いませんでした。

せっかくなので勇気を振り絞って(←大げさ)橋を渡ってみることにしました。広島市森林公園の吊り橋を泣きそうになりながら渡った私… 大丈夫なのか(汗)?

宇賀大橋 渡ってみる
宇賀大橋 渡ってみる

鉄骨に木板が渡してあります。黄色くなっているのは補修されたところです。最初はおっかなびっくりでしたが、思いの外揺れないので安心。橋の途中、欄干に何やらかけられているものを発見。

欄干にスコップ
欄干にスコップ

スコップです。雪が積もったときに使うのでしょうか。

上流側に旧可部線の橋梁
上流側に旧可部線の橋梁

上流を見ると旧可部線の橋梁が残っています。

宇賀大橋 小谷内側から
宇賀大橋 小谷内側から

無事に渡りきりました。サイクリングをされている方も渡られてきました。この日は天気も良く、サイクリングをされている人を多く見かけました。青空の下、自然の中を走るのはとても気持ちよさそう。

渡りきるといえば、この宇賀大橋、軽自動車は渡ることができます。渡ってるところを写真を撮りたいと思いましたが、都合よくやってくるのかなと思ってたら、すぐにやってきました(笑)。

宇賀大橋を渡る軽自動車
宇賀大橋を渡る軽自動車

渡るときに聞こえてくる音がナカナカのもので運転している方は不安にならないのだろうかなんて感じたりもしましたが、日常的に使っている人にすれば宇賀大橋を渡るときの普通の音なんでしょう。ちなみにこの車とは別にもう1台渡っていきました。30分程度のあいだに2台… 結構利用されているようでびっくり。

中国新聞記事によると、この宇賀大橋は昨年の春から約10年ぶりに通学路になったそうです。地元の小学校が統廃合で廃校となりバス通学のために4人の児童が利用するらしい。

その児童たちが大きくなったときにこの宇賀大橋はどうなっているだろう? どんな姿になっていたとしても、その児童たち、この地域の方々の記憶の中に残っていることを。

場所はこちら

おまけ:宇賀ダム

この宇賀大橋から1kmほど離れたところに下流にある間野平発電所の調整池の役割をしている宇賀ダムがあります。そしてその宇賀ダムの堰堤前には宇賀ダムとは別に間野平発電所への導水管がちょうど堰堤と平行に横切っています。

この風景を実際に見てみたいのですが、ダムに向かう道が結構狭い。このときも"自転車があればいいな"と感じていたのです。翌週でかけた大芝島でもそう感じて購入することにしたのでした。

参考文献など