小己斐島(広島市西区)

梅雨の真っ只中だけど雨の心配のなかった6月5日、以前より気になっていた井口明神にある公園へ出かけました。自宅から5kmぐらいのところなので自転車でGoです(笑。

小己斐島と自転車
小己斐島と自転車

あの岩山はなんだろう?

この小己斐島(名前も今回調べていて知った)、以前より気になっていたのです。JRや電車の車窓から、あるいは宮島街道を車で走っているときに"あの大きな岩山みたいなものはなんだろう?"と。

ネットで調べてみると、商工センターが造成される前はこのあたりが海岸線で、小己斐島(当時は男明神)ともうひとつの島(女明神)で景勝地となっていたようです。

広島県立文書館 絵葉書 瀬戸内海安芸井ノ口海岸
広島県立文書館 絵葉書 瀬戸内海安芸井ノ口海岸

絵葉書にある右側が男明神(現小己斐島)、左側にあるのが女明神です。女明神は宮島街道が作られるときになくなってしまいました。しかし、井口にこんな風景だった頃があったとは。まったく想像できません。

“島"なのか

この小己斐島があるのは西部埋立第二公園。小己斐島についての説明板がありました。

小己斐島の説明板
小己斐島の説明板

説明の最後に “本市において本島を中心とした臨水公園として" とあります。小己斐"島"の名が示すとおり島なんですね。小己斐島のまわりは一周できるようになっています。いろいろな向きから撮ってみます。

小己斐島
小己斐島
小己斐島
小己斐島

こうやってみると、間違いなく"島"ですね(笑。

池のようになっていますが、海とつながっていて海水だったりします。ボラらしき魚が泳いでいました。そんなボラを捕ろうとしていたのでしょうか、小学生ぐらいの女の子たちが虫取り網をもって石垣のところに。一人が落ちてしまいましたが(汗、自ら上って事なきを得ました。

この西部埋立第二公園には小己斐島だけでなく、遊具もあります。そのため、ボラを捕ろうとするやんちゃな小学生(笑のほかにも、小さな子を連れたお父さんお母さんが結構いらっしゃっていました。緊急事態宣言下ではありますが、外に出るくらいしないと気持ちが持ちません(+_+。

気になっていた岩山は歴史ある島でした。こういった身近だけど背景を知ると"へぇ"と感じるところって結構ありそうです。探してみるのも楽しそうです。

参考文献など